令和4年 9月
定例会1
出席議員の
議席番号及び氏名 議長
松隈清之 8番
樋口伸一郎 17番
飛松妙子 1番
野下泰弘 9番
江副康成 18番
久保山日出男 2番
田村弘子 10番
中川原豊志 20番
齊藤正治 3番
和田晴美 11番
中村直人 21番
小石弘和 4番
永江ゆき 12番
尼寺省悟 22番
森山林 5番
牧瀬昭子 13番
成冨牧男 6番
池田利幸 14番
藤田昌隆 7番
緒方俊之 16番 西依義規2
欠席議員の
議席番号及び氏名 15番
伊藤克也3 説明のため出席した者の
職氏名 市 長 橋 本 康 志
総務部次長 姉 川 勝 之 副 市 長 林 俊 子
企画政策部次長 向 井 道 宣 総 務 部 長 石 丸 健 一
健康福祉み
らい部次長 鹿 毛 晃 之
企画政策部長 松 雪 努
経済部次長 古 沢 修
健康福祉み
らい部長 古 賀 達 也
建設部次長 大 石 泰 之
スポーツ文化部長 佐 藤 敦 美
上下水道局次長 古 賀 和 教
市民環境部長 吉 田 忠 典
スポーツ振興課長 小 川 智 裕
経済部長 兼
上下水道局長 宮 原 信
市民協働推進課長 原 祥 雄
建設部長 福 原 茂
建設課長 三 澄 洋 文
総務部次長 緒 方 守
教育長 天 野 昌 明
教育総務課長 佐 藤 正 己
教育部長 小 栁 秀 和4 出席した
議会事務局職員の
職氏名 事務局長 武 富 美津子
議事調査係主査 松 雪 望
事務局次長兼
庶務係長 西 木 純 子
議事調査係主任 古 賀 隆 介
議事調査係長 大 塚 隆 正
議事調査係主事 赤 司 和 広5
議事日程 日程第1
議案乙第28
号令和3年度
鳥栖市
一般会計決算認定について 〔質疑、各
常任委員会付託〕 日程第2
議案乙第29
号令和3年度
鳥栖市
国民健康保険特別会計決算認定について
議案乙第30
号令和3年度
鳥栖市
後期高齢者医療特別会計決算認定について 〔質疑、
総務常任委員会付託〕 日程第3
議案乙第24
号令和3年度
鳥栖市
水道事業剰余金の処分について
議案乙第25
号令和3年度
鳥栖市
水道事業会計決算認定について
議案乙第26
号令和3年度
鳥栖市
下水道事業剰余金の処分について
議案乙第27
号令和3年度
鳥栖市
下水道事業会計決算認定について
議案乙第31
号令和3年度
鳥栖市
産業団地造成特別会計決算認定について 〔質疑、
建設経済常任委員会付託〕 日程第4
休会の件6
傍聴者数 なし 午前10時開議
○議長(
松隈清之) 本日の会議を開きます。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第1
議案乙第28
号令和3年度
鳥栖市
一般会計決算認定について
○議長(
松隈清之) 日程第1、
議案乙第28
号令和3年度
鳥栖市
一般会計決算認定についてを議題といたします。 これより質疑を行います。 通告がございますので、順次発言を許します。 まず、西依
義規議員の発言を許します。西依
議員。
◆
議員(西依義規)
皆さんおはようございます。
新風クラブの西依義規です。 ただいま議題となっております、
議案乙第28
号令和3年度
鳥栖市
一般会計決算認定について
議案質疑をさせていただきます。
決算書の73ページから74ページをお開きください。 歳入、款19
寄附金、項1
寄附金、目1
総務費寄附金、節1
総務管理費寄附金5億3,189万9,000円の中から、
ふるさと寄附金5億3,016万5,500円について質問いたします。 この
ふるさと納税ですけど、
鳥栖市民の皆様が、他市に
ふるさと納税をしていただくと、
鳥栖市の
住民税収入が減ってしまいます。 年々、この
ふるさと納税の
認知度の広がりから、この
住民税控除額は増えているんではないかと思いますが、その
令和3年度の額をお示しください。
2つ目です。この
ふるさと納税の
寄附金の
使い道については、
鳥栖市の
ホームページでは、
ふるさと「とす」
寄附金は、お申込み時にご選択いただいた
使い道に沿って、市の
事業に活かしていますと記載されております。どのように「活かされ」ているのか、また、翌年度または翌年度の予算に反映されてはいるのかどうか。
3つ目です。この
ふるさと寄附金の当初予算と比べると、決算は減額しております。その減額した主な理由についてお示しください。
○議長(
松隈清之)
緒方総務部次長。
◎
総務部次長(
緒方守) おはようございます。 西依
議員の御質問に
お答えいたします。 まず、
令和3年度に、市内の
納税者が、他の
自治体に
ふるさと寄附を行い、
寄附金控除を受けることにより、本市の
個人住民税が減少する額につきましては、
税務課によりますと、1億73万2,714円になっております。 次に、
使い道について、どう生かされているかについてでございますが、本市では、
寄附者の思いに応えられるよう、
子育て支援に関する
事業、福祉の充実に関する
事業、スタジアムの
環境整備に関する
事業など、11項目の中から
寄附者に指定していただいた項目について活用させていただいております。 具体的にどう活用しているかにつきましては、
事業によっては、国、
県補助金や
使用料、
負担金、市債などの財源が充当されており、状況を踏まえ、十分に予算に反映されております。 次に、
ふるさと寄附金が前年度から減額した主な理由につきましては、本年度(本
ページ下段で「本市」に訂正)において、
謝礼金として御希望が多い飲料が、
輸送費などの高騰により、飲料に対する
寄附単価が上昇し、
寄附件数、金額が減少した影響によるものと考えております。 以上、
お答えとさせていただきます。
○議長(
松隈清之) 西依
議員。
◆
議員(西依義規) 3つ答え、出てきました。
ふるさと納税の市の
住民税の減額は結構増えてきてて、多分、
令和2年度は7,000万円ぐらいだったのが、
令和3年度は1億円近くなってますんで、ずっと増えてきてるのかなと思っております。 また、
使い道については、この辺は、私も
議員になった当初から納得がいかなくて、八、九年過ぎておりますんで、3回目にこれは質問させていただきます。 それで、前年度から減額した理由については、私も何でかなと思って、自分で
ホームページ見てみたら、例えば、コカ・コーラさんの綾鷹とか打ってみると、基山町さんのほうが安いんですよね。 安いというか、1ケース、基山町がたしか6,000円で、
鳥栖市が6,500円せんと、その1ケースが来ないっていう、やっぱりその辺は、もちろん、
輸送高であるんでしょうけど、全国に対する競争もあるんでしょうから。 減ってないならいいですよ。減ってるって途中から分かったら、やっぱり、予算立てた――私、昨年度も、たしか、目標を持ってって、この決算の質疑で言ったんですよ、
総務部長なりの目標がないといかんでしょうって。 当初予算で目標立てましたって。けど、届かなそうだと、このままじゃあって。 やっぱり、そこは何らかの手を打って、その500円の違いがどうか分からんですけど、支出は増えますけど、何とか予算に近づけるとか、いろいろ方法がなかったのかなと思います。
2つ目を質問します。
2つ目は、また違う、
一般寄附金129万円と、私の
地元応援募金寄附金41万7,500円について質問いたします。 この
一般寄附金と私の
地元応援募金寄附金の違いは何でしょうか。 また、使途について、この
一般寄附金の希望はあるのか。 また、その意思を反映されているのかについて
お尋ねいたします。
○議長(
松隈清之)
緒方総務部次長。
◎
総務部次長(
緒方守) 先ほどの私の答弁の中で、本年度においてと申し上げましたが、本市においての誤りでございました。訂正いたしまして、おわび申し上げます。 西依
議員の御質問に
お答えします。 まず、
一般寄附金129万円につきましては、亡くなられた市民の方からの本市に対する遺言による
寄附で、特に使途を限定しない
一般寄附でございます。 私の
地元応援募金寄附金41万7,500円につきましても、
一般寄附として受納いたしております。 私の
地元応援募金寄附金は、
明治安田生命保健相互会社が取り組まれております地元の
元気プロジェクトの一環として、同社と
連携協定を締結している
自治体や、
営業拠点を置かれている
自治体などを選定し
寄附をされているものであり、
地方創生の
推進等を目的とした、本市と同社による
包括連携協定の締結を踏まえて、受納したことから、別途記載しているところでございます。 また、同社との使途に関する協議において、
健康増進、介護・
認知症対策、
子育て支援等のお話を頂く中で、最終的には、特に使途を限定しない
一般寄附として受納したところでございます。 以上、
お答えとさせていただきます。
○議長(
松隈清之) 西依
議員。
◆
議員(西依義規) それでは、3回目でございます。 やっぱり私も
謝礼合戦みたいなこの風潮が果たして適切かどうかは、ちょっと疑問もありますけど、ただ、市民の皆様がほかの
ふるさと納税をされるっていうことは、ずっと
住民税が減額していきますんで、何とかそこを、マイナスにならないようには頑張ってほしいなと思っております。 ただ、近隣を見てみますと、佐賀県の
東部側、結構
皆さん頑張られておりまして、
令和3年、上峰町さんは45億5,000万円ほど、みやき町さんが27億9,000万円、基山町さんが9億4,000万円、神埼市さんは15億8,000万円、久留米市さんは27億1,000万円で、小郡市さんも最近増えて、6億2,000万円とか。 もうほとんど
鳥栖市より
寄附金が多いんですよね。
鳥栖市は、もちろんさっき言いました5億3,000万円でございますんで。 だから、例えば、もう
応援合戦、
謝礼合戦止めて、ちょっと違う方向に
考え方を持っていったらどうかなという、私の考えを言いますんで、それに対する
考え方を
お答えください。 例えば、今年は5億3,000万円ほどの歳入ですよね。それに経費、いろいろかかりました。経費が2億7,615万7,000円。 先ほど控除された1億73万円を引き差し引くと、残りが1億5,000万円ほどなんですよね。 1億5,000万円ほどは、純利益というか、収入として
令和3年度に上がった額なんで、例えば、それを、
鳥栖市も
ホームページに上げてらっしゃいますけど、各課の
項目ごとの
受入れ額を全部上げてらっしゃるんですよ。 それを見ると、例えば、
市民協働に3,627万円とか、
子育てに1億4,900万円とか、要は、その
課目ごとに通帳というか、そこに入ってるんで、その割合で、例えば、先ほど残った1億5,000万円が歳入の28%ぐらいなんで、いろいろあるんで、例えば4分の1、
子育て支援は1億4,900万円なんで、その4分の1で、3,700万円ぐらいはもう別途予算として
子育て支援に使ってくださいと、
担当課に考えてくださいというような
考え方ができないかどうか、
お尋ねいたします。
○議長(
松隈清之)
緒方総務部次長。
◎
総務部次長(
緒方守) 西依
議員の御質問に
お答えします。
ふるさと寄附金は、
寄附者が
寄附金の使途を選択できるようにすること、また、
寄附金の使途を公表することについて
総務省から
自治体に対し周知されております。 また、
ふるさと「とす」
応援寄附金につきましては、本市を選択して
寄附していただく際の一定の
判断基準となるように、市政を大きな分野で分類し、11項目の分野の中から
寄附者に選んでいただいております。 そのため、個別の
事業に財源充当いたしておりませんが、
一般財源として活用させていただいており、選んでいただいた項目の予算に活用させていただいております。 さらに、
事務事業につきましては、市民のニーズがあり、費用対効果などを検証された上で実施するものであるため、
寄附金を前提とした
事業の実施については考えておりません。 以上、
お答えとさせていただきます。
○議長(
松隈清之) 次に、
飛松妙子議員の発言を許します。
飛松議員。
◆
議員(
飛松妙子) 皆様おはようございます。
公明党の
飛松妙子でございます。 ただいま議題となっております、
議案乙第28
号令和3年度
鳥栖市
一般会計決算認定について
議案質疑をいたします。
決算書の197ページから200ページ、款8
土木費、項2
道路橋梁費、目5
交通安全対策事業費、
交通安全施設整備事業の
交通安全施設工事4,042万1,000円について、
議案質疑をさせていただきます。 この目的は、
交通安全施設等の整備、改修を行うことにより、
交通事故を未然に防ぐなど、市民の交通安全の確保を図るとあります。 私は、
令和元年9月
定例会の
一般質問において、轟木川
放水路沿いの
ガードパイプが腐食していて、数年前から
修繕要望書が真木町より提出されているが、改善をされていない、また、市民の命を守るためにも、計画的な補修を行っていく必要があるのではないかとただし、今後、計画的な設置、補修に努めてまいりたいとの答弁をされ、その後、
令和2年度に腐食している部分を補修し、
令和3年度は、
右岸側の約200
メーターに
防護柵を工事し、新たに4段の
転落防止柵を設置していただきました。 しかし、残りの
右岸側と
左岸側の
防護柵の工事は、いまだ残っており、あと数年かかるとお聞きしております。 また、このほかにも、下野町にも
防護柵の設置が残っております。 そこで、
お尋ねをいたします。 4点質問します。 1点目、
防護柵設置にかかった金額について、金額は平成29年度から
令和3年度にかけてと、
令和元年度より設置の長さが増加している要因について伺います。 2点目、
区画線引きにかかった平成29年度から
令和3年度の金額と、
令和2年度より設置の長さが1.5倍に増加している要因について伺います。 3点目、
交通安全施設工事はどのような手順で行うのでしょうか、
お尋ねいたします。 4点目、工事にかかる
判断基準はどのようになっていますでしょうか。 御答弁のほど、よろしくお願いいたします。
○議長(
松隈清之)
大石建設部次長。
◎
建設部次長(
大石泰之) おはようございます。
交通安全施設整備事業につきましては、道路を利用する車両や
歩行者等の安全を守るため、
防護柵、
カーブミラー、
区画線などの設置を行っております。
防護柵設置に係る平成29年度から
令和3年度までの
工事費といたしましては、平成29年度、約643万円。 平成30年度、約606万円。
令和元年度、約633万円。
令和2年度、約826万円。
令和3年度、約1,075万円となっております。 また、
令和元年度より、
防護柵設置延長の増加の主な要因といたしましては、
地元要望の増加に対応するために重点的に予算の配分をしたものでございます。 次に、
区画線に係る平成29年度から
令和3年度までの
工事費といたしましては、平成29年度、約594万円。 平成30年度、約415万円。
令和元年度、約792万円。
令和2年度、約1,082万円。
令和3年度、約1,179万円となっております。 また、
令和2年度より
区画線の延長が増加している主な要因といたしましては、
交通量の増加や、
経年劣化による
区画線の抹消に対応するため、予算を増額したものでございます。 次に、
交通安全施設工事の手順につきましては、
地区交通対策協議会や
通学路点検に基づく要望を受けまして、
道路状況を確認した上で、対応の可否を判断し、回答いたしております。 その後、実施決定しました要望につきまして、年次的に対応しております。 次に、工事に至る
判断基準につきましては、
要望箇所の
危険性、
緊急性を勘案した上で、
整備期間や範囲を決定いたしており、特に
緊急性の高いものにつきましては、早急の対応に努めております。 以上、
お答えといたします。
○議長(
松隈清之)
飛松議員。
◆
議員(
飛松妙子) ありがとうございます。 確かに、
令和2年度から予算のほうも増額していただいて、少しずつ改善が進んでるということが分かります。 そして、特に
緊急性の高いものについては、早急な対応に努めているとの御答弁を頂きました。 轟木川の
放水路は、出来た当初、もう30年以上前だと思うんですが、周りは
田んぼだらけで、家は1軒もなくて、そういう状況の中、現在は宅地化されて、
田んぼがなくなり、アパートや住宅が建ち並んで、
子供たちが増えている状況でございます。 当初は3段の
防護柵でいいだろうということで設置していただいたと思うんですが、先ほど、
転落防止防護柵ってことで御答弁いただきましたが、この
転落防止4段ってのはとても重要なことだと思っております。
交通事故を未然に防ぎ、市民の交通安全の確保を図るためには、できるだけ早く工事を完了させることが望ましいと私は思っております。 と同時に、この
放水路沿いは、実はまだ
防護柵が設置されてない部分もございます。 そこで、早急に設置することが求められると私は思っております。 また、こういう場所はほかにもあるのではないかと思っております。 そこで、2点
お尋ねをいたしたいと思います。 1点目、
防護柵設置で、
鳥栖市が
危険箇所と判断する基準はどのようになっていますでしょうか。 2点目、市と町で
危険箇所の判断に違いがあった場合、どのように
優先順位を決めていくのでしょうか。 施工を予定している箇所以外で、
工事発注前に別の場所で
危険箇所等が見つかれば、優先することはできるのでしょうか。 御答弁のほど、お願いいたします。
○議長(
松隈清之)
大石建設部次長。
◎
建設部次長(
大石泰之)
道路附属物である
防護柵につきましては、
道路法において、
道路構造の保全、安全かつ円滑な
道路交通の確保、その他道路の管理上必要な施設、または
工作物と位置づけられており、主に、車両が路外、
対向車線、または、
歩道等に逸脱することを防ぐ、また、
歩行者及び
自転車の転落、もしくは、みだりな横断を抑制するなどの目的を持った施設でございます。 このうち、
歩行者及び
自転車の転落を防止する
転落防止柵の設置につきましては、本市において、設置する場所や、道路と隣接する土地の
高低差などに関する明確な基準は設けておりませんが、
交通量、
通学路の有無、町区等からの要望の有無などを踏まえ、設置の要否を勘案しているところでございます。 なお、町区等から要望いただいた箇所につきましては、町区等で集約された
要望内容を基に、町区の代表である区長と、具体的な
施工方法や施工の順位づけなどについて調整の上で決定をいたしております。 仮に、市と町区で
危険箇所の判断に違いがある場合におきましても、区長をはじめ、
地元町区の御意見を尊重した上で、調整をしながら進めてまいることになるものと考えております。 また、施工を予定している箇所以外で
危険箇所が見つかった場合、
危険性や
緊急性に応じて
地元町区と調整の上で、対策に取り組むことになるものと考えております。 以上、
お答えといたします。
○議長(
松隈清之)
飛松議員。
◆
議員(
飛松妙子) ありがとうございます。
令和2年度から年々、予算も拡充していただいているわけでございますが、例えば
防護柵、
令和3年度、481メートルで、1,075万円かかっているわけですが、実際、轟木川の
放水路自体が、片側だけで400
メーターぐらいあって、もう片側も多分400
メーターぐらいあるんですね。 そうなると、この
防護柵の
設置自体が数年かかるっていうのが、この予算を見ても、見て取れます。 それで、本当に
安全性を考えるのであれば、もっと予算を取っていかなくてはいけないと思うんですが、ただ、近年
物価高騰、また、賃金の上昇もございます。 当然、この
防護柵設置や
区画線引き費用のアップにつながるのではないかと危惧をしています。
交通事故を未然に防ぐなど、市民の交通安全の確保を図ることが目的でございますので、ここはしっかりと予算を確保し、取り組んでいかなければなりません。 そこで、
物価高騰や
労働単価上昇による影響はあるのでしょうか、
お尋ねをいたします。
○議長(
松隈清之)
大石建設部次長。
◎
建設部次長(
大石泰之) 近年、工事の発注に当たりまして
建設資材の
価格高騰や
労務単価の
引上げ等の影響を受けております。 一例としまして、
防護柵の新設に係る
工事積算単価は、
令和3年度比で約1割の上昇となっており、当面この影響が続くものと考えているところでございます。 限られた予算の中ではございますが、
交通事故を未然に防ぎ、市民の
安全安心を確保するため、引き続き、交通安全の取組を進めてまいりたいと考えております。 以上、
お答えといたします。
○議長(
松隈清之) 次に、
池田利幸議員の発言を許します。
池田議員。
◆
議員(
池田利幸)
皆さんおはようございます。
公明党の
池田利幸でございます。 ただいま議題となりました、
議案乙第28
号令和3年度
鳥栖市
一般会計決算認定に関しまして、2
事業について質疑いたします。 まず、1
事業目として、
鳥栖市
歳入歳出決算書219ページから222ページ及び
主要施策説明書の92ページ、款10
教育費、項1
教育総務費、目3
学校教育事務局費、
ICT支援員配置事業1,887万6,000円について質疑いたします。 私は過去、2020年9月
定例会、2021年3月
定例会、2022年3月
定例会において、
GIGAスクール構想についてという項目で、
一般質問をさせていただいております。 その中で一貫して訴えてきたことは、
スピード感と学びの保障の
標準化及び
教職員の負担の軽減であります。 そのためにも、
ICT支援員をはじめとした
フォローアップ体制が重要であると申し上げてまいりました。 そのような中で、本市としても、
令和3年度は国の基準より1名増員して取り組んでこられました。 そこで、4点質疑をいたします。 1点目、
主要施策成果説明書の
事業内容の(1)主な業務の
②研修支援では、
ICT機器の
活用促進に向けた
校内研修会の企画、準備、実施を支援とされておりますけれども、
教職員への
研修支援等はどのようにやってきたのか、
詳細説明を求めます。 2点目、
市教育委員会が開催する
ICT機器プロジェクト会議への参加とされておりますけれども、具体的に何をやってきたのか、
詳細説明を求めます。 3点目、③の
障害対応では、
ICT機器の
障害発生時の
初期対応とされておりますけれども、
令和3年度の
初期対応件数と主な対応について説明を求めます。 4点目、効果では、
児童生徒への
操作支援も含まれておりますけれども、具体的に何をやったのか、
詳細説明を求めます。 以上4点に関しまして、まとめて答弁を求めます。 続きまして、2
事業目です。
鳥栖市
歳入歳出決算書228ページ。 款10
教育費、項2
小学校費、目3
教育振興費、節19
扶助費、
オンライン学習環境整備費1万6,500円及び
決算書236ページ、款10
教育費、項3
中学校費、目3
教育振興費、節19
扶助費、
オンライン学習環境整備費6,600円について一括して質疑をいたします。 この
オンライン学習環境整備費は、
タブレット端末の
持ち帰り学習のための
Wi-Fi環境設備の
扶助費であると理解しております。 私は、2022年3月
定例会の
一般質問の際にも、これから先、
タブレット端末を効果的に活用していくためにも、また、
学級閉鎖や、
出席停止などの非常時、また、不登校児等の学びの保障として、平常時からの
タブレット端末の持ち帰りは必須である、そのためにも、御家庭での
Wi-Fi環境設備を100%にしていくことが、
子供たちの学びの機会の平等であると申し上げてきましたし、今もそのように考えております。 その点から見ますと、
小学校費の
扶助費1万6,500円及び中学校の
扶助費6,600円は、金額的に少ないように感じております。 そこで、2点質疑いたします。 1点目、
小学校費1万6,500円と、
中学校費6,600円の扶助の内容と申請者数はどのようになっているのか。 2点目、
令和3年度及び
令和4年度現在のWi-Fi環境未接続率はどのようになっているのか。 2点まとめて答弁を求めます。 以降の質疑は質問席よりさせていただきます。
○議長(
松隈清之) 佐藤
教育総務課長。
◎
教育総務課長(佐藤正己) おはようございます。 答弁に入ります前に、一言御挨拶申し上げます。 本年4月の人事異動で
教育総務課長を拝命いたしました佐藤でございます。よろしくお願いいたします。 それでは、答弁に入ります。 市立小中学校の全
児童生徒への1人1台のタブレット型端末の配置が完了したことから、
令和3年度における
ICT支援員による
教職員への研修支援の内容といたしましては、基本操作に関する教員対象の研修、教員が授業中に端末を使って
児童生徒を活動させるための教材づくりや、教材の配信及び回収方法などについて実施いたしました。
ICT支援員が、各学校のニーズに応じて作成した資料を用いて研修を行っております。 次に、
市教育委員会が開催する
ICT機器プロジェクト会議への関わり方としては、会議の中で出される質問や要望への対応が主なものとなります。 具体的な例といたしましては、授業中に発生する不具合についての対処法、
児童生徒の不適切な使い方に対する対処法、アプリケーションソフトの機能についての質問などについて、その場で回答してもらい、学校で情報共有をいたしました。 他市において、
教職員が作成した教材データを市内の
教職員が共有できるよう、タブレット型端末に共有フォルダを作成した取組事例が紹介されたことを受け、本市でも同様の取組を実施するため、
ICT支援員が対応したケースなどがございます。 次に、機器障害への対応の詳細内容につきましては、
令和3年度の
ICT支援員による対応件数は57件でした。 その主なものにつきましては、通信環境の不具合への対応、タブレット型端末のカメラ機能の不具合などでございます。 次に、
児童生徒への捜査支援につきましては、教員がタブレット型端末を活用した授業を行う際に、教員の説明に合わせ、
児童生徒のタブレット型端末の操作のサポートなどを行っております。 次に、
オンライン学習環境整備費の就学援助内容につきましては、無線通信環境のない就学援助世帯に対し、通信
環境整備費の一部補助として、3,300円を上限として
オンライン学習環境整備費を支給しております。 また、
オンライン学習環境整備費は、通信費以外に発生する費用を対象とし、同一世帯で、小中学校合わせて1回の支給としております。
令和3年度の申請件数につきましては、小学校5件、中学校2件の計7件となっております。支給世帯と同数でございます。 次に、家庭における通信環境の整備状況につきましては、
令和3年11月に実施した調査では、御家庭にインターネットに接続できる環境がないと回答した世帯は約2%となっておりました。 また、本年5月の調査からは、小中学校全体では、インターネットに接続できる環境がない世帯は約3%となっております。 以上、
お答えとさせていただきます。
○議長(
松隈清之)
池田議員。
◆
議員(
池田利幸) 2回目です。
ICT支援員配置事業に関しまして、先ほどの答弁では、多岐にわたり活躍していただいているようでございます。
教職員のフォローアップにしても、
児童生徒の
タブレット端末の操作のサポートにおいても、重要な役割を担っておりますけれども、市内小中学校12校に対し、4人の人員でございます。 なかなか手が回らない部分が出てきているのではないかと考えておりますけれども、
令和3年度の決算を受けて、
市教育委員会として、今後の増員など、今後の展開をどのように考えているのか答弁を求めます。 次に、オンライン学習
環境整備に関しまして、家庭でのWi-Fi環境未接続率が、
令和3年度で約2%、
令和4年5月現在で約3%とのことでございます。 そこで、4点質疑させていただきます。 1点目、
令和3年度、家庭でのWi-Fi
環境整備のアンケートを実施されております。 そこで、アンケート内容の分析はどのようになっているのか。 2点目、Wi-Fi環境未接続の御家庭の分析として、就学支援対象者か非対象者であるかの把握ができておれば、より具体的な相談支援ができると考えますけれども、把握はできているのか。 3点目、未接続の御家庭に対しての
環境整備へのアプローチ及び
児童生徒への配慮はどのようになっているのか。 4点目、御家庭でのWi-Fi
環境整備100%を目指すべきであると私は考えておりますけれども、
令和3年度の決算を受けて、
市教育委員会として今後の方針をどのように考えているのか、一括で御答弁をお願いいたします。
○議長(
松隈清之) 佐藤
教育総務課長。
◎
教育総務課長(佐藤正己)
ICT支援員を学校へ配置することにより、
教職員や
児童生徒に対し、専門的な知識による具体的な助言や適切な支援を行うことができ、各学校の
教職員の業務負担軽減や、
児童生徒のICT教育の推進に大きく寄与しているものと考えております。 一方で、小中学校全体でのタブレット型端末の利用の推進のためには、各学校が組織的に取組を進めることが重要であると考えております。 また、全
教職員がタブレット型端末を使いこなせるようになり、学校全体での利用の推進や、
教職員の負担軽減にもつながっていくものと考えております。
ICT支援員につきましては、文部科学省において、
令和5年度以降、GIGAスクール運営支援センターの機能強化を図り、
自治体の活用状況に応じた支援を実施予定と聞き及んでおりますことから、国の配置基準による配置を行いながら、学校における効果的な配置の仕方について研究を進めてまいります。 次に、御家庭における接続確認調査の結果から、インターネットに接続できる環境がないと回答した世帯については、保護者がスマートフォン等のみを利用している場合や、接続環境はあっても、通信容量に制限があるため、接続できない世帯があることが分かりました。 また、未接続世帯の扶助対象者、非扶助対象者の把握については行っておりませんが、全保護者に対しましては、
令和3年11月に、文書にて御家庭における通信環境の整備をお願いし、12月に就学援助制度の見直しを行い、
令和4年1月に、その通知を行っております。 未接続者の対応につきましては、
児童生徒に対しては、各学校において、紙媒体で提出できる課題を配布するなどの配慮を行っております。 最後に、今後の方針といたしましては、御家庭における通信環境の整備は、教育に必要なツールの一つと考えておりますので、引き続き、御家庭での整備についてお願いしてまいりたいと考えております。 以上、御答弁とさせていただきます。
○議長(
松隈清之) 質疑を終わります。 本案は各常任委員会に付託いたします。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第2
議案乙第29
号令和3年度
鳥栖市
国民健康保険特別会計決算認定について
議案乙第30
号令和3年度
鳥栖市
後期高齢者医療特別会計決算認定について
○議長(
松隈清之) 日程第2、
議案乙第29
号令和3年度
鳥栖市
国民健康保険特別会計決算認定について及び
議案乙第30
号令和3年度
鳥栖市
後期高齢者医療特別会計決算認定についてを一括議題といたします。 これより質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 両議案は総務常任委員会に付託いたします。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第3
議案乙第24
号令和3年度
鳥栖市
水道事業剰余金の処分について
議案乙第25
号令和3年度
鳥栖市
水道事業会計決算認定について
議案乙第26
号令和3年度
鳥栖市
下水道事業剰余金の処分について
議案乙第27
号令和3年度
鳥栖市
下水道事業会計決算認定について
議案乙第31
号令和3年度
鳥栖市
産業団地造成特別会計決算認定について
○議長(
松隈清之) 日程第3、
議案乙第24
号令和3年度
鳥栖市
水道事業剰余金の処分について、
議案乙第25
号令和3年度
鳥栖市
水道事業会計決算認定について、
議案乙第26
号令和3年度
鳥栖市
下水道事業剰余金の処分について、
議案乙第27
号令和3年度
鳥栖市
下水道事業会計決算認定について及び
議案乙第31
号令和3年度
鳥栖市
産業団地造成特別会計決算認定について、以上5議案を一括議題といたします。 これより質疑を行いますが、通告はございません。 質疑なしと認め、質疑を終わります。 5議案は建設経済常任委員会に付託いたします。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
△日程第4
休会の件
○議長(
松隈清之) 日程第4、
休会の件を議題といたします。 お諮りいたします。明日9月30日、10月3日、4日及び5日、以上4日間は委員会審査等のため
休会といたしたいと思います。これに御異議ありませんか。 〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕 御異議なしと認めます。よって、以上4日間は
休会とすることに決しました。 なお、10月1日及び2日は市の休日のため
休会となります。 ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽
○議長(
松隈清之) 以上で本日の日程は終了いたしました。 本日はこれをもって散会いたします。 午前10時42分散会...